おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

無職男の平均的な1日の流れ

 

前日の夜ふかしによって早朝散歩の健康的な習慣も損なわれてしまい、朝8時になっても眠たい目をこすって何もやる気が起きないでいる。妻は8時半からテレワークの業務を居間で行うので、僕は小部屋へ退き、頭の体操に難しめの本を読んだり、前向きになるために仏教の本を開いてみたり、読むのに疲れたらYouTube監視員として車・バイク・ゲーム実況・バラエティ番組の関連動画をいやになるほど巡って、それにも疲れたらルービックキューブを回したり、横になってタブレットで映画を見ながら寝落ちを繰り返して、午後1時に妻といっしょに昼食をとる。昼食はうどん・そうめん・餃子・野菜炒め・マックデリバリーのいずれかである。

妻が仕事を終える午後6時まで午前中と同じようなことを繰り返すのだが、途中でさすがに家を一歩も出ないのはまずい気がして、駅前の本屋か図書館に向かう。郊外ベッドタウンにおける平日午後の駅前というのは、サラリーマンと学生をそれぞれ会社と学校に収奪された都市の骸骨がさらけ出されており、老人と主婦しか歩いていない。そこへ働き盛りの年齢の男がふらふら闖入するのは、まことにアウェー感を覚えるものである。パチンコ屋に出入りするオジさんたちに仲間意識を感じるのもこのときである。図書館にはいつ行ってもいるオジさんたちがいて、この人たちも日中の居場所がないんかなあ、と思う。

今日こそは生産的なことをするぞ、輝ける未来に向かって前進するぞ!という気持ちを抱きつつも、盛大に本にYouTubeに時間を使って、ひきこもり特集ドキュメンタリーに出てきた「1日に動画視聴15時間」という20代男性と一緒じゃねえか、というより俺は実家を出て所帯を持ちながら実質的にひきこもりってるじゃねえか、と思い、ああ俺のところにもソーシャルサポートネットワークみたいな名前の組織の大人の男たちが「〇〇クン、暴れないで出てきなさい」とドアを叩いてやってくるんだ…と来たるXデーに向けて覚悟する。

あー今日もなんもできなかったな~とマイルド後悔しつつ、飯くって風呂はいって寝床に入る。働いてたときのほうが確実に飯はうまい。というより飯をうまく食べるために働くのだ、という哲学的な高みに達するのは毎夕食のことだ。妻と一緒に寝はするがが、僕は1,2時間後にそっと布団を出て、別部屋で書き忘れたブログを片付けたり、途中でやめた映画を観たりする。そのまま部屋に余っているマットレスを敷いて寝るので、朝起きると妻から「もう寝室別にする?」と毎回訊かれる。これはNOの答えを前提にした質問なので「一緒に寝る」とあくまでも言い張る。

毎日これを繰り返す。ストレスフリーなので、ひとことで言って最高ではあるが、常識的な意味で人間の成長がまったくない。社会にたいして実効力を持っているという感覚もない。まあいいじゃん、今は休むのが仕事だ!と自分に言い聞かせているが、果たしてこんなんでいいんでしょうかねw