おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

「息子に働くことを教えない父親は、息子に泥棒になることを教えているにひとしい」


ほんと何ヶ月ぶりだ、ってぐらい久しぶりのブックオフ

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箕面市役所前店。中高生の頃から行ってる。
2階建てで広くて、最高なんすわ。

 

結果的にいうと、買ったのは
ユダヤ格言集と西田幾多郎全集の8巻目。

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このユダヤ格言集おもしろいんすよ。
名言集とか買うだけ損感あるけど、たびたび読み返したいほど鋭いなと。

 

・大金持には、子どもはいない。相続人しかいない

まじで皮肉が効いてる。欧米の格言は言い回しがおしゃれなんだよな。遺産にむらがる子どもって、自分のことを言われてるみたいでツラい。仲いい家族ほど骨肉の争いを繰り広げるって聞くのは、こういうことだよな。子どもじゃなくて、ただの相続人なんだよ。


・幸福を追うと、満足から遠ざからねばならない。

最初「満足」が「遠足」にみえた。もっと深いことばなのかとw 幸福と遠足にどういう関係があるんだ?と思ったら、案外普通のことばだった。もう「遠足から遠のく」にしといたほうが意味深長でいいんじゃないか。

 

・息子に働くことを教えない父親は、息子に泥棒になることを教えているにひとしい。

うっ…効いたぁ。たしかにそうかもしれん。僕の父は現業系の公務員で、サラリーマン哲学とはむえんの人だから、ふつう一般家庭で秘密裏に行われる労働の授業、たとえば毎朝スーツに着替えて定時に出社して軽い酒気帯びで帰ってきたり、景気の上下で給料ボーナスが増減して家計のやりくりに妻が頭を抱えたり、「〇〇課の××が…」「所長が部長が本部長が」という会話の端々にのぞく怪異な位階システム、仕事とは労働とはかくあるべしというようなサラリーマンとしての思考様式・行動原則を、父という生きた標本の生態からじかに学びとることがなかった。あえて教えてくれることもなかった。岐路における進路のとり方について、指針をほのめかす程度の介入もない。好きなようにしたらええんやで、という完全放任スタイルだ。だから俺は泥棒になっちまったんだ! 人を利用してなにか貰ったり、助けてもらったりするのだけはうまくなっちまったんだ! ぜんぶぜんぶ父ちゃんのせいだ! いやはや自分が父親になったとき、ろくな社会人経験もないのに働くことについて何が教えられるのかと思うと、歩く大泥棒育成講座になってしまいそうなので、寝る前の絵本代わりにマルクスの『資本論』を読み聞かせようと思います。これがほんとのアカちゃんですね。


・あいまいな友であるより、はっきりとした敵であれ。

人と敵対するのが怖くて、あいまいな人間関係ばっかり作っちゃうところに刺さります。はっきりとした敵ってのは、相手と対峙して正々堂々と戦うってことですよね。友人のふりして陰湿に攻撃するより、気持ちがいいってもんです。

 

 

いや、なんか本棚横のポップに「古書取り扱いはじめました」って印刷物がかかってて、古書?ぜんぶ古本じゃないの?とは思いつつ奥のほうにいったら、僕の大好きな「全集」系がドバドバ売られてやんの。

 

f:id:gmor:20210512135415j:imageテンション上がるー!
鷗外全集・荷風全集があったかな。

鷗外全集はミニバージョンの8巻セットをヤフオクでだいぶ前に買っちゃった。ここで買えば1冊300円で完全バージョンを揃えられるとあって、悔しい。何十巻も持って帰って嫁さんに白い目で見られる場面を想像して冷や汗がでる。買っても読まないけど、家にこれが並んでるってのがかっこいいじゃん。インテリアコーディネーターとしてそう思います。

 

 

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1冊だけ買って帰ろうかな?と思って、ぜんぶ同じ300円だったら、できるだけ分厚いやつのほうが得だ…というグラムあたりの値段を比較するグラノーラみたいな考え方で第8巻を手にする。

 

 

 

そこに挟まってる紙がさ、

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昭和54年5月11日、42年前の昨日、僕がいってた大学の生協が、学内のサークルか何かに納品したときの納品書でやんの! なんだよこの偶然は。

おしい!なんで今日じゃないんだ! でもさすがに縁を感じたので、これはOBの僕がしっかり成敗しなきゃならんと思い、持って帰ることに。あいかわらず内容は高度に抽象的で、正直まったくわからん。まあいいよね。人も本も、出会いを大切にしていきたいもんです。