おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

引っ越して1年でやっとゴミ箱を買いました


仕事で車を運転中、ちょうちょが横入りしてきて、フロントガラスにぶつかって消えた。ガラスに黄色の鱗粉が残った。小さい頃にちょうを捕まえて、羽をおさえた指の腹に、粉がつくのを不思議に思ったなあ、とどうでもいい記憶が、野原とも言えない団地群の空き地の雑草地帯にしゃがんでバッタにテントウムシを集めて遊んでいた幼児期の自分を俯瞰するような映像が、仕事仕事仕事のバスにトラックに警備員に建設現場に埋め尽くされた灰色一面の車窓に、ひどく鮮やかに映った。あの頃の自分はどこに行ってしまったのかなあ、と感傷的になる。詩人だったらうまく表現するんだろうなあ、とも思う。こんなことに詩情を覚える自分もまだ捨てたもんじゃないなあと思ってみたり。

 

どうでもいい内容すぎて、さすがにこれはブログにできないだろ、と思ったのが

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「引っ越して1年でやっとゴミ箱を買いました」っていう記事だ。ゴミ箱に1500円も払うのがバカらしくて、ニトリの布団セットの段ボールの空き箱をテープで補強してゴミ箱にしていたのだ。そろそろゴミ箱買ってくれと怒る彼女に「タダであるのに、どうして金だして買うの?」と譲らなかったら、だんだん険悪なムード(人間性が否定されるムード、甲斐性なし、けちん坊、社会人としてあるまじき振る舞い、食費出せ、去年の誕生日プレゼントまだもらってない、感謝のしるしが足りない等々を含んだムード)が漂ってきたので、急いで買いに走った。廃材DIYで何度でも新しいものが0円で手に入るのに1500円…。無限大倍ですよ。家で飲んだら数円のコーヒーが一歩外に出るだけで100倍すると思ったら、恐ろしくて一切スタバ・缶コーヒーを(自分では)買わないようにしているのに、その無限大倍とは恐怖の銀河団ですよ。僕は1円5円を貯めて定期的にジャラ銭だけを硬貨対応のATMに貯金しに行くような男ですよ(だから実体としての硬貨は面倒でいまいましい。どうしてすべて電子決済できないのか)。昔、1円拾うのに1円ぶん以上のカロリーを消費する、という笑い話がありました。1円は集めて車が買えるけど、カロリーを集めたデブは、ディーラーに持っていっても車と交換してもらえないわけで、エネルギーとしての不可逆性と健康を考えると、脂肪を減らして金をためたほうが、良いと思うんだ。

そうそう、僕は気にならないけど、彼女はゴミ箱を開けたときのニオイがいやみたいで、フタの裏に消臭用シートのダストマンを貼りつけていた。毎回フタが閉まらないくらいにぎゅうぎゅうにゴミを放り込んでいた怠け癖があだとなって、最上位層の生ゴミがダストマンに密着することで、当のダストマン自体がくさいという大矛盾が最近発覚し、しばらく笑って息ができなかった。そんな毎日です。