おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

真鍮のペンで書きたい

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ドーン!

 

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ただの棒にみえますが

 

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ボールペンですよ!
Amazonで950円でした)

 

 


 

 

握るほどに手から5円玉のにおいがするのは、こちらの鼻がおかしければ問題ないが、重さはどうにもならない。モバイルバッテリーです、と言われても疑わない重さだ。下手な例えで、相撲取りのへその緒の重厚感である。うまく言えば、37℃の倦怠感である。結婚前提の交際の引力と、家を設けずに独りで遊んでいたい遠心力の合力である。要するに、微熱で働く関取と付き合うのだと思ってくれたら、それでよい。

 

記事の9分9厘は手書きだ。下書きをパソコンに打ち込んで作っている。低温熟成を謳うビールのように、手書きの狂気と悪意のこだわり製法で、お客さまに最高のおもてなしを提供したいと私たちスタッフは考えている。ここまで一字一句すべてこの新しいペンを握って書いてきたが、手首から林道を走破するトラクターの音がする。

アメリカのポップアートの巨頭ジェフ・クーンズに「The New」という、80年代当時の最新掃除機を展示するシリーズがある。どうしてほうきじゃダメなのか。それは日々更新される産業社会で、つねにnewness、つまり新しいもの、新しくあるものを作り続け、またそれを求める私たちの生活を対象化したアートだからである。その反動からか、最近は筆記具にも、グリップの部分に木を使ったペン、シャーペンが出、使い込むほどに味がでると宣伝している。使い捨てならぬ、使い込みの思想である。安いプラスチックの本体に、そこだけ手の脂が染みこむ木製パーツがまさに接ぎ木されたグロテスクなペンは、瞬時の恒久という矛盾を1本に体現していて見るたびに笑ってしまう。使い込むほどに深化するのは道具のほうでなく、人間のほうであるべきだと思うのですが、すっかり乳首の黒ずんだ皆様はどう思いますか。