おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

カリスマホストにならう

 

ホストはバカっぽい。

どこぞの歌劇団員みたいな名前、RPGキャラそっくり髪型、ビジュアル系バンドっぽい恰好、グラビアアイドルそこのけの整形顔、あの日クラスで騒いでいたお調子者サッカー部そのままのテンションとしゃべり方。

酒を飲んで女と話すだけで、ひと月に数百万円を稼ぐ。イケメンで女にモテる。20代で高級外車に乗り、ブランドウォッチを身に着けて、都心の高層マンションに暮らす。その生活、仕事、存在すべてが気に入らない。

軽蔑と羨望の入り混じった気持ちで、人気ホストの私生活を追った動画を見る。と、これが結構まともなことを言うのだ。

「プロ意識がない奴は売れない」
「強みを見極めて立場を確立しないとNo.1にはなれない」

No.1と聞いて本人をみると、あれ、と思う。ほかの人とくらべて優れて美形でもないからだ。逆にモデルのような完璧な顔立ちの男が下位に甘んじていることもある。つまりホストとして売れるかどうかは、イケメン+αのαの部分に懸かっているらしい。

 

 

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買っちゃったよ。

春になると、新社会人応援フェアとか言って、この手のビジネス書が棚一面に並ぶ。誰が読むかよ、キモチワリーナと思っていたが、カリスマホストも読んでるって聞くと、読みたくなっちゃうよね。

 

 

早稲田卒のNo.1ホストが書いた本があると知り、

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これも買ってしまった。

 

どんなお店でも月収300万円ぐらいを稼ぐようなトップクラスのホストは、見た目のイケメン度というよりも、いつ寝ているのだろうかと思うほど、営業活動に専念して、忙しくしている人ばかりだ。(中略)お客様の悩みを何時間も電話で聞いたり、お客さんが行きたいというテーマパークにつき合ったり。営業時間外でも、マメに動いているホストほど、売上も比例して大きい。
信長『強運は「行動する人」だけが手に入れる』学研プラス

 

僕はディズニーランドに行っても「寒い(暑い)」「疲れた」「帰りたい」の3語しか口にしない。そんな人間がモテるわけねーよな。

 

「あらゆるジャンルは平等であるが、あらゆるジャンルの中に高級・低級、一流・五流がある」村松友視『私、プロレスの見方です 金曜八時の論理』角川文庫

井上ひさしが、純文学より大衆小説を下にみる風潮はおかしいと訴える一文で、村松友視のそんなことばを引いている(「見せる=見られる」『ことばを読む』中公文庫)

テレビタレントとYouTuberに優劣はない。タレントの五流もあれば、YouTuberの一流もある。ホストなんか軟派の職業だと思って舐めていた。どの世界でも一流の人間は、ずば抜けた努力と覚悟で仕事してんだよな。

 

 

 

 

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はてな町の売れないネズミブロガーは、彼らみたいになれるだろうか。