旅行帰りの両親にお土産をもらった。
期待して袋をあけると、

『フォースの覚醒』だ! 大好きな映画だ!
しかしよくよくみると、

ただの紙皿なんである。
好きだ。たしかに好きだが、こんな毒々しいカラーの紙皿で、ごはんが食べられるほど好きじゃない。こんもり盛られた白米のすがたを想像すると、おっかない。この裏面をつかって食べたいぐらいだ。なぜ食器が白いのかよくわかった。
公開前、グッズ紹介のジョーク動画を見たことがある。
まさか自分が冗談みたいなお土産をもらうとは。
しかし、この手のヘンな商品は大量にあるわけで。

10 ridiculous pieces of 'Star Wars' merchandise for the fan who (thinks they) have everything
(すごく欲しい)
むかし松本人志が、TV番組『好きなものの話』で「仮面ライダーシューズを買うやつの意味がわからない。仮面ライダーは、仮面ライダーシューズを履いていない」と力説していたのを思い出す。C-3POも、こんなセロテープ使わない。
『フォースの覚醒』の多色ボールペン(2,000円)をみたとき、買いそうになったが、すんでのところで「登場人物はこんなペンを使わないぞ」と自分に言い聞かせて我慢した。そんなこと言い出すと、映画で使用された撮影用の道具でさえ、私たちがみた劇中世界にあるホンモノではないわけで、グッズとはつねに虚構なのだと覚悟せねばならない。
ウソはウソでも気持ち良いものと悪いのがあって、紙皿は明らかに気持ち悪いほうだ。
このキャンディーには負けるが…。