おならっぷばーん

You can't fart without changing the balance in the universe.

実家を出ることになりました

 

・100万円のひも

彼女が契約した池田市内の借家(2LDK 家賃9万円)に月末から住む。いや住まわせていただくことになりました。歳下の営業マンの前で、契約書中の同居人「アルバイト 年収100万円」と書くとき、震えたぜ。

家を案内する車でハローワークを通ったら、
「あんたはまずここに来ないとね」
と言われた。白眼で静止して、
(俺はちゃんと社会人やってるテイなんだから)
黒眼で圧殺した。会話の糸口を探すべく、僕らのささやきに聞き耳を立てる運転手が、困惑しているのがわかった。
僕なら間違いなく、
「あれ? お客さん働いてないんすか? 女に養ってもらうって、それヒモですやん。ヒモというか、クズですやん。あっ、着きました、ここです」
とやっていたところだ。仕事のデキる男である。

書面を隠したい。彼女と男のあいだを何度も行き来する書類に、横から手をかざす手のモザイク、セルフハンドモザイカーとしての自分の滑稽を思った。100万円――裸の気分だ。繰り返すが、自分より歳下の正社員、不動産の営業職は厳しい仕事だが、そのぶん高収入だろう。「自分もはじめて実家を出たときは不安でした」と語る営業スマイルには、社会に一個の細胞として自立した男の余裕が感ぜられる。男の瞳に映じる自分を考える。月に何十組と接するうちの、ちょっと変わった(ある種典型の)カップルだったろうか。机をはさんで向かい合う僕と彼のステータスの異同に、捨てたはずの男のプライドが刺激されるのを見て、まだそっち側の世界に入ってどうにか成りたいと望む心があるのだと、妙な発見をした。

 

・0円の芸人

「売れない芸人だって、うちらより少ない収入でやってる」
「子どもがいて、仕事もないのにどうにかしてる芸人もたくさんいるんだから大丈夫」

なぜか売れない芸人基準である。彼女はこのブログを知らない。でも、
「会話はダメだけど文章なら面白いからブログでもやれば? てか、もうYouTuberにでもなったら? 何しても、私がファン第1号だからさ」
と言う。ファンと結婚した売れない芸人の気持ちがわかる。一番の理解者に支えてもらいながら、芸に邁進しつつ、生活費を稼ぐためにバイトのかけ持ちに忙殺されつつ、ない才能の芽が出るのを待ちつづけ、ずるずると四十過ぎまで夢を追いかけてしまう、甘美と辛苦の疾走が。

お笑いなら面白いか面白くないか。ブログなら読まれるか読まれないか。非常にシンプルな線引きだ。音ネタだからウケたとか、人目を引くテーマだからアクセスされたとか、売れない側の歯噛みした原因分析はあれど、何であれ売れたら勝ちだ。そして僕は売れない。冷めた目でみると、平行線をたどって、いつのまにか消えるブロガーの1人だ。それでもしぶとく書き続ける。売れるためにやってない、と言えば嘘になる。ただ僕は誰より読まれたいと思っている。

 

心の芸人名言集。

小籔千豊 ラジオ『土020』

スベってもいい。前向いて倒れることが大事。

 

野性爆弾くっきーイラストノート No.49』

芸人としても周りを意識しない。人と同じことをやるのは嫌というのもあるが、あえて人と違うことをするのはもっと嫌。自分がおもしろいと思ったことをやりたい。先輩でいえば、ケンドーコバヤシハリウッドザコシショウバッファロー吾郎

 

変わったところでは最近読んだ『バカともつき合って』の、

西田二郎読売テレビ社員)

間違ってもいいから、自分のリアルを追求する。

 

自分が面白いと思うものを世に問うて、反応がなければ、それでよし。鳴かず飛ばずなら、才能がないとすっぱり認めて、別の道を探せばいい。この挫折は早いほど効く。僕は四十になっても、ここで細々とお笑い風の身辺雑記をつけているのだろうか。「四十肩になってみた!その感想」とか書いているのだろうか…。

 

最後に同じ西田さんから、
ピントを合わせすぎない。常にフルスペックで表現する意識を、あえて持っておかない」という言葉を。一点にフォーカスし過ぎると周りが見えなくなる。ものごとが深刻に見える。この世に深刻なことなんて何ひとつないのだ。そう何ひとつ…。

 

 

・50万円の初期費用

これは深刻だ。家を借りるとは家賃を払うだけじゃなく、こんなにも金がかかるものなのか。ナニヤラクリーニング2万円。部屋の掃除くらい自分でするわ!と思うが、触れちゃいけない闇なのか。

僕の貯金が7万円。かりに費用を折半するとして、7-25。あれ?この計算ってどうやるんだっけ? よく額面の大きさにめまいがすると聞くが、僕は500,000を見て、営業所直下型地震震度6が起きたみたいに揺れた。50万で揺れるサイズの人間なのだと、自分の経済的スケールの卑小さに悲しくなりもした。

電気ガス水道、エアコン冷蔵庫洗濯機が、自分の与り知らないところで決まっていく。初期費用を含めた膨大な必要経費は、僕らにまかなえるわけもなく、年金暮らしの彼女の両親まで巻き込むことになった。情けなく、申し訳ない。

彼女がチャンスをくれなければ、僕はずっと親と同居して、まともに働かず、小さな箱に閉じこもり、つまらない中年になっていたと思う。ここに書くことじゃないが、実家から出してくれて、ありがとう。地元を出たくない僕を気遣って、勤務地が近くなるように転職までしてくれた彼女に頭が上がらない。きっと恩返しするからね。

真鍮ペンの劣化を確認しよう他

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ど、どうよ⁉︎

今年2月に買ったペン真鍮のペンで書きたいです。
2ヶ月で2万字書きました。ピカピカの金属棒が、いい感じに色褪せてきたんじゃないでしょうか。ちなみに中国製(?)の950円のペンです。気になる方はAmazonで「SAGULU ペン」とかで調べてね。

 

レビューするなら、こんな感じでしょうか…

 

★★★★☆ 重い…のが良い

どんなに薄いブログ記事でも、どっしりとしたペンで書くと、中身があるように錯覚します。100字書いただけで、長編小説を脱稿した作家のように、深いため息がでる。万円の万年筆を買わずとも、千円のボールペンで文豪気分が味わえます。おかげで万馬券にも大当たり。3人の女性から告白されて、もうひとつの真鍮ペンも、すっかり使い込んじゃいました(笑)

 

 

 

・夜桜を見る

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で?っていう。

桜と見れば綺麗と思え、というのは、電池残量の%がうっすらと分かり始めた初老の「ワシはあと何回桜が見れるんかいのう」の価値観です。自然物に人命を対照させてそのはかなさを嘆く感傷的な詩に歌に文学を、これ正典やれ傑作とばかりに持ちあげて学んだ結果です。桜散る、人の最期はかくも鮮やかでしょうか。四季を通じて青葉茂る常緑樹では、つねに新しい葉が空所を補うために、古い葉の枯死落葉が目立たない。どちらかと言うと人間社会は、常緑樹のようではありませんか。そんなことを言えと言われました。ヒロシです

 

 

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