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おならっぷばーん

なにも考えずに、楽しむ

母ちゃん、おれ勝つからよ

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最近めっきり読書関連の投稿が減り、もともとこのブログが読書ブログらしいものを目指して発足されたのがウソのようである。というのも、みなさまの前で胸を張って読書人を気取れるような本を読んでいないからです。

たとえば、お笑いトリオ「インスタントジョンソン」の一人、じゃいが書いた『稼ぐギャンブル――5000万円稼いだ芸人が教える50の法則』(太田出版)。

副題をみれば分かる通り、じゃいは、芸人としての収入をはるかにしのぐ金をギャンブルで稼ぎます。彼がギャンブラーとしてホンモノであることは、祖父がパチンコだけで一家5人を養っていたという血筋から、実際に本書の出版以降に、競馬で4000万、5000万級の馬券を2度的中させていることからも裏付けられる。

ぼくは学生の通過儀礼として麻雀・競馬・パチンコをひと通り経験し、そのたびにバイト代をもっていかれ、パートで稼ぐ母の財布からこっそり金を抜き取って「母ちゃん、おれ勝つからよ」と上京前の息子みたいな気分でパチンコ屋に通い、ボロボロに負け続け、やっと自分のクズっぷりと博才なしを認め、ギャンブルをやめた男です。

今更この本を読むのは、ギャンブルを再開したいからではなく、賭けごとに強い人間がなにを考えて行動しているのか、その極意を学びたいからです。「人生とはギャンブルである」という安易な方程式を思えば、なにか毎日の生活に活かせる知識が得られるかもしれない。たとえば、

面倒くさいと思った瞬間、勝ち組の資格はなくなる。(p.104)

という言葉にはドキッとします。ギャンブルに限らず、レポート作成からスカート内の盗撮にいたるまで普遍的にあてはまる法則ではないでしょうか。

面倒くさいことをやったり、他人がやらない工夫を考えたりして、はじめて安定した勝率をキープできるのがギャンブルなんですから。(p.107)」

なにをするにしても、彼はまず徹底的なデータ収集から入ります。ギャンブラーというと、赤か黒かにチップを置く、そのときの勝負勘みたいなものが鋭い人達だと想像しますが、その背景には、地道でどろ臭い手順があるわけです。

なんとなく勝った、なんとなく負けた。これを続けていたら、まず勝ち続けることはできません。どうして勝てたのか? どうして負けたのか? 面倒ですけど、それを毎回じっくり考えることが勝利への近道だと僕は考えます。(p.21)」

ギャンブルの話じゃないみたいです。失敗の原因を分析するのはツラいが、それをやらないと、いつまでも成功の確率が上がらない、と彼は言います。これは教室やオフィスでもまったくそのまま通用します。ぼくはテストの答案が返ってきても、間違えた問題はぜったいに復習しない人間で、ガンジーのように「非努力・不復習」を貫いたせいで、通知表でもギャンブルでも良い成績が残せなかったわけです。

反省しま~す。

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