ツタヤ

 

TSUTAYAでいろいろ借りてきました。

『劇場版テレクラ・キャノンボール2013』
風立ちぬ
天才マックスの世界
ラバーガール solo live +「GIRL」』
ルパン三世』(2014)

今さら感が強い『テレクラ・キャノンボール』。世間で「おもしろい」と騒がれた頃から、いつか借りよう思い数年、何店舗もめぐって探したが見つからずに諦めた。

18禁コーナーにあるのでは? と思ったものの、のれんをくぐる勇気が出ない。小学生のときは、成人コーナーも『ドラえもん』の棚と陸続きだったから、ふらっと迷い込んだふりして、大人のビデオ(そうビデオの時代だった!)のパッケージを必死に目に焼き付けていた。自分と歳がひと回りもふた回りも違うサラリーマンと肩を並べてビデオを品定めするとき、子どもながら、我われは心が通じ合っていると思った。いざ大人になってみると、新設ののれん一枚の仕切りに足がすくむ。オンラインポルノ世代の虚弱体質である。

本日、成人コーナーの入り口付近でやっと本作を見つけた。AVじゃないから表にあったのか、店の判断でわざわざ奥から出したのか分からない。いずれにせよ、のれんをくぐる手間が省けて助かった。しかし、こんなときに限ってレジは女性なのだ。18歳未満お断りのシールのついたDVDを提出するとき、気恥ずかしかった。このやりとりは、AVを借りて返す一連の動きのなかで最初に訪れる絶頂に違いない。

 

風立ちぬ』『天才マックスの世界』は、町山智浩の映画評を受けて。とくにジブリに関して、2時間半の解説「宮﨑駿の世界」を夜中に見だして寝られなくなった。 

宮崎アニメの共通点は、縦の動きだという。

日常世界から一度地下に落ちて、それから時計塔や天空の城といった高いところへ向かい、決着するというものだ。こうした人物の水平/垂直移動に注目する作品の読み方は、構造主義的な文学批評のやり方で、物語を単純化しすぎだとは思うけど、言われてみればそうだ! と納得度は高い。

インタビューでの宮﨑駿の発言を引きながら、町山は「だれも(宮﨑駿の意図通りに)ジブリ映画をわかって観てない」と笑う。私も自分がわからない視聴者であることが嫌というほどわかった。でも、映画を仕事ではなく娯楽にする素人の鑑賞なんだから、わからないまま観て何が悪いと開き直ってもみたい。

 

実写版『ルパン三世』は、みうらじゅん激賞の一作。「貴重な人生の時間を得したと思える映画。なぜなら退屈な時間は過ぎるのが遅いから」TBSラジオ伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう」)と評した。どこでもレビューは最低だ。でも、自分で確かめるまでわからない。

小林秀雄は「つねに第一流の作品のみを読め」(『読書について』)と言った。良いものばかり見ていると、悪いものがすぐにわかるようになる。まずはその鑑識眼を養えと言うのだ。私はこれに同意しない。

売れない若手芸人のコントをYouTubeで見ていくと、TVに露出している芸人のネタが、いかに完成度の高いものか分かってくる。「俯瞰視点のない自己完結したコントは笑いどころがない」「人物がセリフで行動の動機を説明しすぎるとつまらない」とか、コント作りでやってはいけないことが素人にも把握できる。一級以下、二流サンピン、クソと呼ばれる作品群に接すれば、センスこそ磨かれないが、少なくとも下手にならずにすむ術は学べるのだ。私はそんな覚悟で『ルパン』に挑みます。

 

以上!

 

広告を非表示にする