スタント

 

ジャッキー・チェンの自伝を買いました。

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武勇伝や善人エピソードより、人間臭い話がおもしろい。

17歳の時にお世話になった風俗嬢<9番>(番号で呼ばれてたんだって。刑務所かよ!)は今頃どこにいるだろうと思いを馳せるジャッキー兄さん。

売れないスタントマンだった頃、百貨店で服を見せてと女店員に頼んだら「それはすごく高い。あなたに買えるのか?」と相手にされなかった。ひと月後、有名になって一気に5000万円近いギャラを得た彼は、すかさず百貨店へ駆け込んで同じ店員を捕まえ、金にものをいわせて次々と無理難題をふっかけた。
「あの女の子に仕返しをするためだけに買ったものだ。見下しやがって、ふん。この服の山を、あの子が畳むのにどれほどの時間がかかったろう。考えれば考えるほど笑えてきた。」(p.54) 笑えねーよ!

ジャッキーの髪の毛がいつもモサモサしているのは、幼少期に入った厳しい武術学校でずっと坊主だったことの反動だという。もう一つの理由は、髪を切って臨んだ撮影で、頭蓋骨を骨折する大けがをしたから、なるべく撮影中は散髪しないよう心がけているのだとか。長年の疑問が解けました。

ファンにはたまらない一冊です。
最後に、彼のスタントチームのポリシーを。

「なぜ、と聞くな。死ぬ覚悟でやる、それだけだ。」

 

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