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おならっぷばーん

なにも考えずに、楽しむ

DaiGoすげえ

日テレの「今夜くらべてみました」にゲスト出演したメンタリスト・DaiGoが1日に20冊の本を読むと言っていた。書籍購入費だけで100万円を超える月もあるという。うらやましい! いや、ひと月の本代に100万も使える余裕が、仕事が、収入が。イケメンで、慶応の大学院卒で、「本を読んで知識が増えることがもっとも楽しい。本を買うために働いているみたいなものです」なんてサラッと言える読書家で、もう嫉妬する気が起きません。エリマキトカゲがヒトを妬まないのと同じであります。

番組中のVTRで彼の読書シーンが映された。立ったまま本を開いて、1ページ1秒とかけずにパッパパッパと辞書で英単語をひくときみたいに本を繰っていく。「1冊の本のなかでほんとうに有用な情報は7~11%」というテロップが出る。なるほど、このイリュージョンみたいな読書法は、なにを読むかではなく、なにを読まないでいるか、つまり自分に必要な情報を選り分ける作業というわけだ。

オレもそんな風に本を読みたい。速読はそりゃできるに越したことはないが、必死に取り組むほどのコトでもないと思ってた。でも動画を見せられると、やりたくてたまらない。ブックオフに走って、前々からタイトルだけ頭にこびりついていた『多読術』(松岡正剛/ちくまプリマ―新書)を買い、カフェで一心不乱に読み耽る。

速読にとらわれるのがダメなんです。どんなテキストも一定の読み方で速くするというのは、読書の意義がない。それって早食い競争するようなものですから(笑)。
……
本はいろいろな読み方をするべきで、つまりは平均的な読書を求めてもダメだということですよ。(p.124-5)

ひい。わが浅ましき速読あこがれの愚をずばり見抜かれているではありませんか。本が速く読めるとは、これまでの読書経験の結果であって、それを目的にむやみに技法を求めるのはくだらないことだ。インタビュー調のたいへん読みやすい新書200ページに2時間半を費やした。DaiGoならその間に10冊を読んでしまうかもしれない。でもオレはもう恥じないぞ。遅読でけっこう。ウサギとカメなら、カメに100万賭ける。

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