「男女をたった一時間で親しくさせる方法」のはなし

ニューヨーク州立大学の心理学者アーサー・アーロンは、「男女をたった一時間で親しくさせるテスト」を考案した。それは、単純な質疑応答である。特製の質問項目に沿って、お互いに質問したり、回答したりするだけで仲良くなれるのだ。まったく面識のなかった男女が、テストを終える頃には、1時間前に初めて会ったとは思えないほど親密度を高めることが判っている。(サム・コズリング/篠森ゆりこ訳『スヌープ! あの人の心ののぞき方』講談社)

どんな質問だろう?
本来のテストは36項目。本書に掲載されているのは、そのうち以下の15項目だ。

  • 世界中の誰でもかまわないとしたら、だれを夕食に招きたいですか。
  • 電話をかける前に、言うべきことをリハーサルしますか。それはなぜですか。
  • あなたにとって、「完璧な」一日とは、どんな日ですか。
  • 最後に自分のために歌ったのはいつですか。では誰かのために歌ったのはいつですか。
  • もしも90歳まで生きられて、死ぬまで60年の間、30歳の体か頭を持っていられるとしたら、どちらを持っていたいですか。
  • ひそかに自分の死に方を悟っていますか。
  • 自分の育ち方を変えられるとしたら、どこを変えますか。
  • もし明日目覚めたときに性質や能力を一つ得ているとしたら、何がいいですか。
  • ずっとやりたいと夢見ていることはありますか。どうしてそれをやらないのですか。
  • いちばん大切な思い出は何ですか。
  • 一年後に死ぬことがわかったら、いまの生活のどこかを変えますか。それはどうしてですか。
  • あなたの人生で、愛や恋はどんな役目をしていますか。
  • これまでで恥ずかしかった瞬間のことを教えてください。
  • 最後に人前で泣いたのはいつですか。一人きりの場合はどうですか。
  • もしあるとすれば、深刻すぎて冗談にしてはいけないことは、どんなことですか。


Q&Aを繰り返すうちに、お互いの考え方、経験、人生観、死生観が少しずつ暴かれていくような仕掛けになっている。後半の質問はとくにディープだ。親しい友人とも話すことのないテーマである。男女に限らず、これから親密になりたいと思う人、あるいはもっと親交を深めたいという人と、質問しあってみてはどうだろう。きっと相手のことを今よりずっと理解できるようになるはずだ。

 


 

ここからはおまけ。試しに自分で答えてみる。目の前に相手がいて初めて成立するテストだから、ここでやると一方通行になるけれど、面白そうだから書いてみたい。(と、勢いよく出発したものの、書き終わる気配がありません。ので、次回に!)